西三河歴史教育者協議会


歴史教育・社会科教育を語り検討する研究団体
by westmikawa
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一月例会報告

一月例会は、主に風巻さんの実践記録を検討しました。
『授業づくりで変える高校の教室1社会』に納められている記録です。

以下、今井さんのまとめの文章がいいので引用。
1.授業スタイル
学習用具を持ってこない生徒に対して、わら半紙「ノート」を配布し、わら半紙「ノート」を提出する生徒には評定1をつけないことを宣言。テストでは自筆ノートの持込をを可とし、きちんとノートを提出した生徒は問題を解くことが出来る、というやり方で生徒にやる気を起こさせる方法。

2.「分かち合う」開発教育
バナナチップから始まる授業では、生徒が教室を移動するという形で生徒は主体的な意見を表明する。

3.アフガニスタンの高校生との対話授業
テレビ電話を使ってアフガニスタンの高校生と直接対話をさせる授業。世界の厳しい現実の前に無力になるが、しかし誰かとつながっているという感覚。これを風巻さんは「セツナさ」といい、この感覚をとても大切にしている感じが実践から読み取れた。
日本の高校生の感想に「一番心に残ったのは一番欲しいものに『平和』と答えてくれたことです」とあった。日本の高校生はアフガニスタンの子どもに「モノ」を援助したい、と考える。しかし、アフガニスタンの子どもは「モノ」ではなく「平和」を求める相互のズレ。

4.川崎・富川高校生フォーラム「ハナ」
川崎の高校生と韓国の高校生がお互いに相手の国を訪れる。2001年は「教科書問題」「靖国問題」で日韓関係がギクシャクした年であった。「ナヌムの家」を訪れ、元慰安婦の話に耳を傾ける。
日本と韓国の高校生が教科書問題などについて討論会を行うが、韓国側の質問に日本の高校生は十分返答できない。日本の高校生は近現代史に対する歴史認識の深さの違いに圧倒される。

アフガニスタンのテレビ討論にせよ、日韓の高校生の交流にせよ、風巻さんの実践には共通点が見られる。
その1.タイムリーな話題を授業の中心に位置づけていること。テレビ討論はアメリカ軍による「アフガン攻撃」、日韓の高校生の討論会やナヌムの家の訪問は「教科書問題」を踏まえてのものである。

その2.対話を通じて「ズレ」を高校生に感じさせ、その感覚を風巻さん自身も大切にしている点。

次回は、2月20日(月)
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by westmikawa | 2006-01-31 21:10 | 社会科教育
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